昼夜逆転という罠、実家に戻ったとしても依存しない
働かずに2ヶ月も経つと、
朝、夜が逆転してくる。
クズっぷり。
まぁ、そうだ。昼は暇。夜も暇な訳だ。
こんな苦痛。私の場合は働きたい。
というか、お金を稼ぎたい。
失業保険は12月から発生するので後2ヶ月もある。
その前になんとしても、
就職したい自分がいる。
きちんとした生活をしたい。
そういえば、一度実家を出ていると
実家に戻ってきたときに違和感を覚えるだろう。多分、みんなそうだと思うのだが、
親がわりと普通の人間というか、
あれ?こんな感じだったっけ?と思う。
見下してるわけではないのだが、
融通がきかないところや、
何を言っても自分の意見を通そうとしたり
食事の仕方が行儀悪かったり、
お椀を持たないで食べる。
食器の洗う音がガチャガチャうるさい。
便座をあげたら戻さない。
ふきんで床を拭いたふきんをまた戻そうとする。
私が言える立場じゃないのだけど、
気になる。今更、言わないけど。
言わない理由は、もう60年近くその生活なのだから、治る事はないだろうという半ば諦め 笑
親だとて完璧な人間にはなれない。
私もだ。私も部屋の片付けは苦手。
けど、社会に出て、
それが普通ではないと知ったおかげで、
実家に戻っても確立した、私で居られる。
依存もしない、ひとりの私。
だから、親と近づきすぎるとダメになる。
喧嘩になる。程よい距離を保つのが大切だ。
親にとってはいつまでも子供。って言葉あるよね。いつの私、が親の頭の中にいるのか。
それを気にするのも時間の無駄だ。
私はやりたいようにやるべきだ。
私の人生なのだから。
実家に帰るという選択がよかったか悪かったか。
5年前専門学生だったわたしには
一人暮らしは自由で憧れだった。
もともと親も厳しかったし、
干渉してくるタイプで自分だけの力でどれだけできるか試したかったので家を出た。
結果的に色々と勉強になったし、
ありがたみもわかった。
今回仕事を辞めて実家に帰る私だが、またしばらくしたら家を出ようと思う。
と、いうのも。やはり干渉されるからである。
アラサーの私であるが、
実家に帰れば5年前の私と同じ扱いをされる。
どこにいってきたの
なにしてたの、
そろそろ起きれば?
あーだこーだ、
うるさい。
大人なんだから、ほっといてくれ。
親の中の決まりに当てはめられる自分が嫌いだし、そんな世界で生きてる両親も世界が小さいと思った。特に母親は井の中の蛙で、新しいことに興味がない。もっと色々なことに興味を持てばいいのに。(言わないけど)
露出をしようものなら、
そんな格好で...
人それぞれ、自由なのに。
周りの目を気にしすぎもどうかと思う。
だが、しばらく実家にいる間は
黙っておくことにする。そしてそんな戯言も聞こえないふりをしよう。
そうは言っても、
自然が多い、田舎は好きだ。
夜は静かだし、星は綺麗だ。
大自然の中で自分はちっぽけ。
何物でもない私を、ただゆったりとした時間が包んでくれる。
都会も好きだ。
新しい服装、新しいセンス、色々な人がいて、自由に生きる、いつだって自由だ。
こうでなきゃいけない事はない、
それでもいいと認めてくれる場所。
しかし、逆にそうしなければいけない、
憧れを追いかけるそんな場所。
都会はどんどん進んでいってる錯覚をする。
勉強したり、学んだり、全てを吸収して、自分を磨く場所。だからたまに疲れるのかもしれない。
かといって田舎に住むのも気がひける。
老いた両親といる私が、退行しているようにし感じないからだ。酷い言い様だが、そう思う私がいる。
コンビニが近い。
外で鼻歌なんか歌えないくらい、人とすれ違うし、ランニングしてる人も多い。
実家でランニングする人なんていない。
そして目立つ。
ネット環境も都会はいい。
実家に帰ってきてから、
圏外という最悪の事態を知り、
どこにも向けられない憤慨。
はやく働きたい。
こんな環境、はやく変えてやりたい。
そのためにお金が必要なのだ。
雑なのは仕草だけじゃない生き方も雑。
仕事に関しては本当に一生懸命で、毎回毎回上司にネチネチ言われながらも結果を出すように心がけていたし、結果もだした。お店で選ばれた人しか行けない海外旅行にも行けた。猛烈に頑張った。
だが、その代償がある。
5年間働いてきたわたしだが、
根っからの雑女。だらしがない。
そして、金銭感覚の麻痺。
給料が良いといっても、平均年収からしたらかなり底辺の職業である。
裕福な暮らしなんて出来ないし、ボーナスも業績であったりなかったり、あったとしても2桁ギリギリ行くか行かないか。
少ない、と言おうものなら
貰ってない人だっているからね。の一喝。
確かにそうだけど、有難いとは思ってるし、
それは大前提で話してるつもりだ。
給料欲しければ、それに見合う売上、仕事をしろと言われた。まぁ、それはそうだ、と納得する私もいた。
お店のターゲット層は主に30、40以上のマダム層。お金も時間も余裕が出てきている人、仕事バリバリでお金が有り余ってる人だ。
そんな方々に提供するのだから、技術はもちろん、販売している物だって納得してもらえるような良いものを売りたい。
そうすると、お客様にお伝えするのにはまず自分たちが試して、お話をするのが効果的だ。だから、まずスタッフで買ったりするのだが、一人暮らしの私にとってそれは大きな痛手となる。買うけど。
上司のようにあれもこれもそれも、とはいかないのである。売上あげればいいの!と上司は言ったが私は慎重だった。
だが、買わなきゃいけない空気。
重い腰をあげるというより、思いっきり立ち上がらせられてる、お尻つつかれて立てと言われている状態だと思った。
家に帰って、やることやってたら睡眠時間がなくなるので自炊もほとんどしなかった。最初の頃は頑張ってしていたが、お客様がついて、忙しくなるにつれて作る時間も気力もなくなった。
けれど、美容関係。肌は綺麗に保ちたい。
散財するのである。本当にあれは美味しかった。今食べたものは何年か後の自分に出ると聞いたことがあり、買いパンや添加物をいれるのが嫌だった。本当、贅沢である。
また、皆さんはリボ払いを知っているだろうか。あれだけは本当にやめたほうがいい。
リボ地獄に陥る。
そして、支払わなきゃいけない奨学金。
そして、家賃もいつもギリギリ。
UFJの口座は引き落としが足りないと自動で立て替えてくれるのだが、これも厄介。知らないうちに立て替えてくれるが、通知が来ることがないのでいつのまにか口座にも借金していた。
お金が絡んで来ると、人の心は荒むと思う。
お金の余裕は、心の余裕。
本当にそう思った。
ちなみに、ニートになったいまもまだ
この苦しみから逃れられていない。
はやく、仕事がしたい。
切実にそう思う。
en転職のCMの転職は慎重にという言葉が妙に突き刺さった。バカリズムめ。
しかし、あのまま仕事を続けていてもそのループから抜け出せない。そう思った。
仕事を辞めたことに関しては、
後悔はしていない。
平成最後の夏。わたしは会社を辞めた。
平成最後の夏。
新卒から5年間働いた会社を辞めた。
売上が達していない事や接客業でお客様の引き渡しや後輩が育ってないとの理由で1年交渉してやっと辞めれた。
念願の退職!!!!!!
最高である。
と、人生ではじめての空白の時間を味わうことになる。言い方を変えれば初ニートである。
朝は7時出勤。夜は23時帰宅
週休2日であったが、激務だった。
営業中はご飯の時間もとれないくらい、パンパンに詰まった予約にあくせくしながら、大切なお客様に接客、技術と人当たりの良さが売りだったので喜んでもらう為にあれだこれだ思考錯誤しながら仕事に取り組んでいた。
そして営業がおわれば、必ずミーティングやら後輩の指導にあたる。
まだまだ経験の浅い後輩に指導すると3時間はかかってしまう。時計を見れば22時すぎ。。。慣れとは怖いもので、身体はこんな状態でも朝、ちゃんと眼が覚める。
遅くなってすみませんという後輩に
「成長する為なら仕方ないから気にしないで」と半分本音、半分嘘。見栄を張るわたし。
本当はもう少し早く終わってくれたらどんなに嬉しいか。それはその子が先輩になったら身に染みて感じるだろうなと思いつつ。
こんなに遅くても残業代なんてのは出ない。
ブラック企業さまさまである。
みんなの口癖は、この業界にしては良い方だよ。休みもあるし、給料もいいし。だった。
そんな言葉にかどわかされ、判断を失うものがたくさんいただろうなと今なら思う。わたしだって後輩や他の知人にそう話さようになっていた。井の中の蛙状態というかなんというか。
23時に帰宅して、やることなんてできるわけがなかった。やることやってたらもう明日の今日。そして朝。風呂に入ってとっとねるのが大半である。
けどわたしは、自分の時間が1、2時間ほしくてすぐには寝ない。睡眠時間を割いてもその時間がないと、自分が自分じゃなくなる、リラックスタイムというのだろうか。ボーッとしてる時間とYouTube見てる時間が最高に楽しかった。
睡眠は平均5時間くらいだった。
そんなサイクルから抜け出せず、
仕事を楽しむ気持ち、自分の時間が欲しい気持ち、辞めたい気持ちとごちゃごちゃになっていく。